病院は、病気を治療する場でありますが、その反面、さまざまな微生物などに感染した患者さんが集まって来る場所でもあります。そして、院内には、「重症の患者さん」や「手術後の患者さん」など、微生物の感染に対する抵抗力が著しく低い患者さんもいます。
同じ施設内に「微生物を保有している患者さん」と「抵抗力などが低い患者さん」がいるため、院内感染が起きる可能性があります。
また、患者さんから患者さんへと感染する以外にも、医師や看護師などの職員が微生物の「運び役」になり院内感染を起こす場合も考えられます。
これらの院内感染を予防するために、1996年(平成8年)より委員会活動を行っています。
組織は、ICC(感染対策委員会)、ICT(感染対策チーム)、看護部感染対策委員会の3つの委員会で構成され、互いに連携を取り合い活動しています。 患者さんと病院職員に、安全な医療環境を提供するため、院長をはじめとする病院の管理者から現場の職員までが一丸となって活動しています。
院内感染対策ラウンドの様子