感染対策室

感染対策室について

特徴・特色

感染対策室は、患者、すべての来院者そして医療従事者を医療関連感染から守ることを目的に設置しています。メンバーは、専門的知識を備えた、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師で構成しています。
安全で質の高い感染対策の実践を目指し、各職種の専門性を発揮しながら、組織横断的に活動しています。また、近隣地域の医療機関とも連携を図り、地域における感染対策の質向上に取り組んでいます。

スタッフ紹介

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院内感染対策指針

院内感染対策のための指針(PDF/160KB)

感染対策室の主な業務

サーベイランス

感染症に関係する基礎的な情報を集めています。普段の状態を把握し、アウトブレイクなど緊急事態の早期発見に役立てています。
JANIS（厚生労働省院内感染サーベイランス事業）やJ-SIPHE（感染対策連携共通プラットフォーム）に参加しています。

感染症の治療や感染対策に関する相談と対応

血液培養陽性時、抗菌薬適正使用、感染対策が必要な細菌やウイルスが検出された場合など、フットワークの軽いスタッフがアドバイスします。

感染対策ラウンド（週１回開催）

ICTラウンドは、適切な感染対策が実施されているか、院内の全部署を定期的に確認し、フィードバックしています。
ASTラウンドは、感染症治療の患者を早期からモニタリングし、必要に応じて主治医にフィードバックを行い、抗菌薬の適正使用を推進するための支援を行っています。

教育活動・感染防止技術の向上

全職員対象の研修、各職種別や委託業者を対象とした研修を実施しています。
感染対策マニュアルを改訂し、全職員への周知徹底を図っています。

職員への職業感染対策

職員を感染から守るため、入職時のB型肝炎や小児ウイルス感染症などの抗体価検査とワクチン接種を実施しています。福利厚生として、ワクチン代を含めて、費用はほぼ病院負担としています。

感染症の集団発生（アウトブレイク）時の対応

新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなど、院内で流行した時には、迅速に対応し、早期に終息できるよう努めています。

施設管理

廃棄物の適切な分別、医療材料の適正な管理を行っています。また、委託業者とも密に連携しています。

地域連携

感染対策向上加算１を算定しており、連携医療機関や保健所などと連携し、合同カンファレンスや相互ラウンドを実施し、地域の感染対策の質向上に取り組んでいます。

チーム活動

感染対策チーム（ICT）

感染対策室の構成員であるICTコアメンバーと各部署に配置された多職種によるICTメンバーで構成されています。院内感染に関する情報を把握するとともに、環境ラウンドなどを通して、感染対策の実践を評価し、改善活動に取り組んでいます。

抗菌薬適正使用支援チーム（AST）

医師(ICD)、看護師(CNIC)、薬剤師(PIC)、臨床検査技師(ICMT)で構成されており、感染症治療の早期モニタリングと主治医へのフィードバック、抗菌薬適正使用の教育と啓発、他の医療機関からの相談応需などを行っています。

患者さん・ご面会の方へのお願い