臨床検査科

オンコール(呼出し)による24時間検査可能な体制を整えています。

重工記念長崎病院の外観 重工記念長崎病院の外観

特色

臨床検査科の画像
  • 臨床検査科では様々な分析器を使用し検査を行っています。さらに検査室のワンフロア化の利点を活かしたスタッフ間の密な連携やサポートによって、検査結果の迅速報告が可能となっています。また、輪番日や夜間・休日の緊急検査に対応するため、院内待機や呼び出し制を行っており、24時間検査対応可能な体制を取っています。
  • 正しい検査結果を提供するため、日々の内部精度管理はもちろんの事、外部精度管理にも積極的に参加し、日本医師会精度管理や長崎県医師会精度管理、日本臨床検査技師会精度管理のいずれも常に高い評価を得ています。
  • 臨床検査科は特に採血業務や生理機能検査、チーム医療など患者さんと接する機会も多く、全スタッフは接遇研修を受け、患者さんに寄り添った対応が出来るよう日々努めています。

主な業務内容

  • 検体検査
    生化学、免疫血清、血液、凝固・線溶、一般検査など
  • 輸血検査
    血液型、不規則抗体スクリーニング、交差適合試験など
  • 微生物検査
    塗抹、培養、同定、感受性検査など
  • 生理機能検査
    超音波、心電図、肺機能検査など
  • 病理・細胞診検査
    外注検査
  • 採血、検体採取
  • チーム医療
    ICT、AST、NST、糖尿病教室など

など

  • 生化学自動分析装置・・・日本電子 JCA-BM6050
  • 多項目自動血球分析装置・・・シスメックス XN-1000
  • 全自動免疫測定装置・・・シスメックス HISCL-5000
  • 全自動凝固測定装置・・・シスメックス CS-1600
  • 全自動血液ガス分析装置・・・シーメンス RAPID Lab348EX
  • 全自動 糖・HbA1c分析装置・・・東ソー GA-08Ⅲ・HLC-723 G11
  • 超音波診断装置・・・GE Vivid E95, フィリップス EPIQ5G
  • 心電図測定装置・・・フクダ電子 FCP-8800
  • 血圧脈波検査装置・・・オムロン Colin Forum
  • 血沈測定装置・・・常光 Smart Rate 10
  • アンモニア測定装置・・・富士フィルムメディカル DRI-CHEM NX-10N
  • 尿素呼気試験検査装置・・・大塚 POC ONE PLUS
  • 便潜血検査装置・・・アルフレッサ Hemotecht NS-Prime
  • 尿定性検査自動測定装置・・・アークレイ AUTION MAX AX-4061
  • 呼吸機能検査装置・・・フクダ電子 Spiro Sift SP770 COPDA MI B
  • 採血管準備装置・・・テクノメディカ BC‣ROBO-880
  • 採血台・・・テクノメディカ 電動昇降採血台 UD-F(2台)
  • 呼気一酸化窒素濃度測定装置・・・チェスト NIOX VERO
  • 認定臨床微生物検査技師
  • 感染制御認定臨床微生物検査技師
  • 結核・非結核性抗酸菌症エキスパート
  • 認定超音波検査士 体表臓器
  • 認定超音波検査士 消化器
  • 認定超音波検査士 循環器
  • 認定超音波検査士 血管
  • 認定超音波検査士 健診
  • 認知症認定臨床検査技師
  • 睡眠学会認定検査技師
  • 長崎県糖尿病療養指導士
  • 臨床検査臨地実習指導者
  • 臨床検査精度管理責任者
  • JHRS認定心電図専門士
  • JHRS心電図検定1級
  • JHRS心電図検定2級
  • JHRS心電図検定3級
  • 長崎県肝炎治療コーディネーター
  • 毒物劇物取扱者

重工記念長崎病院では、安全で質の高い臨床検査を提供するために各種検査の精度管理、新しい検査の導入、医療従事者の教育・研修、異常値の原因解明に取り組んでいます。これらの活動は、臨床検査を終了した血液・尿などの検体(残余検体)を再利用することにより継続して行うことが可能となります。これまでに残余検体を用いた研究から多くの知見が得られ、臨床医学の発展に大きく寄与してきており、当院でも各種臨床検査法の性能評価、改良、開発などを行い、日常の診療に貢献したいと考えています。

対象

当院にて臨床検査を実施した後の検体

方法

個人情報を削除したうえで下記の内容について再利用します。

  • 臨床検査用試薬および測定装置の性能評価
  • 臨床検査項目の基準値の設定およびその検証
  • 臨床検査データと他の検査(生理機能検査など)や臨床診断との関連性

倫理的配慮について

『臨床検査を終了した検体の業務、教育、研究のための使用について -日本臨床検査医学会の見解-』を順守します。臨床検査後の廃棄予定の残余検体を使用するため、患者さんの生命や健康に直接影響を及ぼす事はありません。そして、氏名・生年月日・住所などの情報はすべて削除し、必要に応じて匿名化しますので、個人情報が漏洩する事も有りません。また、遺伝子解析等は行いませんので個人が特定される事もありません。

成果は医学発展のために学会や論文などで発表させていただく事はありますが、その際も個人が特定される情報は全て削除いたします。再利用にご承諾いただけない場合でも、実際の診療内容に影響致しませんし、診療上の不利益を受ける事もありません。また、業務・教育・研究に使用するために診察に必要とされる検体量以上を採取する事も一切ありません。

残余検体の再利用にご承諾いただけない患者さんは、お手数ですが、検査受付もしくは採血スタッフにお申し出ください。
お申し出が無い場合は、ご承諾いただいたものと判断し、残余検体を再利用させていただきます。

お問い合わせ

連絡先

重工記念長崎病院 臨床検査科
〒852-8004 長崎県長崎市丸尾町 6-17 TEL 095-801-5045

検査責任者

臨床検査科 技師長 木下 和久

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